協力企業・教育現場からメッセージ

失敗を全力でサポートして
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同友会は多くの中小企業経営者が会員になっていますが、どこも人材を探しているのが現状。 地域の雇用を増やすためにも、同友会事務局では、今までによこはまサポステから7人の若者を受託して、事務補助体験を行ってきました。 1クール10回、最大3クールまで参加できるプログラム構成で、最初は資料作成から始めて、 電話対応、渉外と、クールごとに異なる職業体験ができるようにしています。

通う頻度や次のクールに進むかは本人の意志を尊重して、無理なく自分のペースで続けながら、 興味のあること・得意なことを見つけられる環境を心がけています。ここでは、実践を重視して、 会員企業からの電話に出たり、個人の名刺を持たせて打ち合わせやイベントに同席してもらうこともあります。 当然、尻込みする人もいますが、そのときは「失敗してもいいよ」と声をかけるんです。そのひと言で気が楽になって、 苦手だった電話に何本も出られるようになったり、なかには同友会の会員企業に就職できた若者もいて。

むしろ、ここにいる間にたくさん失敗をして度胸をつけて、失敗を恐れることより、 自分の世界が広がる楽しさを知ってもらえたら本望ですね。 最初から完璧な人間なんていないですから、失敗したらまわりが全力でサポートすればいい。 そして、繰り返さないためにどうするかを一緒に考えることが、いい人材を育てることにつながると信じています。 実践の中で自信をつけて、社会に羽ばたいてほしいです。

山本 潤(神奈川県中小企業家同友会 事務局)

日本マイクロソフト株式会社

「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」を企業ミッションとし、 そのミッションに則り、2010年からNPOと連携した「若者UPプロジェクト」を開始しました。ITスキル形成を通じて、 実務力の向上と共に、自信を取り戻す機会となり、これまでに4万3千人以上の若者がプロジェクトに参加し、 約40%が6カ月以内に就労を果たしました。皆さま一人ひとりにあった「働き方」を応援しております。

株式会社リクルートホールディングス

就労支援プログラム「ホンキの就職」をサポステと連携して行っています。リクルートHDでは、 「すべての若者がイキイキ働ける社会」を目標に掲げ、利用者が自分の強みと社会を知り、自分らしい「働く」を見つけるためのお手伝いをしています。 気軽に受けられる「ワークショップ」や「1Day」から実践的な就職トレーニングを含む4日間の「4Days」まで、 一人ひとりの状況に合わせた受講が可能です。すでに2万人以上の方が受講し、自分らしい「働く」を掴んでいます。

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田奈高校に来て10年になりますが、生徒から就職相談を受けるなかで、学校だけでは補えない部分があると感じ、 7年前から外部団体と連携して就職支援を行っています。なかでも、サポステ相談員の方によるソーシャルスキルトレーニングはとても有効。 高校生のうちに職場でのコミュニケーションを身に付けられるので、就職率の向上だけでなく、離職率低下にもつながっています。 就職先が決まらず卒業した生徒も、在学中に会ったサポステの方をたよって相談に行くケースもあり、 サポステと学校が連携して支援を続けて行けることにも大きなメリットを感じています。

実際のところ、高校を卒業してしまうと支援も途切れてしまうことが多いのですが、サポステは継続的な支援の担い手であり、 若者たちの希望をつないでくれる存在です。就職先が決まらない生徒だけでなく、 仕事を辞めたくなったとき、悩みを打ち明ける場所があるということも、生徒たちの心の支えになっています。人生の早い段階で、 教師や親以外の頼れる大人に出会うことは、子供たちにとってはかけがえのない財産。学校が外部とつながりを持つことで、 人生の選択肢が増え、卒業後も継続的に支援を続けて行くことが、生徒の未来を広げると信じています。

金沢 信之(神奈川県立田奈高等学校 教諭)